無印良品の衣料品が好調な理由

しまむらやユニクロの国内事業がさえないなか、既存店販売がプラス推移

「無印良品」を展開する良品計画の2019年2月期の国内事業では「衣服・雑貨」の既存店販売数量が前期比7・5%伸長した。19年3月以降5月まで衣服・雑貨の好調は続いている。「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの19年2月国内ユニクロ事業の2018年9月ー19年2月の既存店売上高は前年同期実績割れだったし、しまむらも19年2月期は既存店売上高が前年割れ。アパレル市場が冷え込むなかで、無印が既存店の衣料品の販売数量を伸ばしたのは継続した値下げ戦略がある。

同社では16年下期から肌着や靴下など手ごろな価格のアイテムを中心に「継続値下げ」を実施してきた。節約志向が強まるなかで無印の値ごろ感が顧客に周知され、衣服を買う次いでに雑貨や食品の販売に結びついたとみられている。なかでも衣服や雑貨は主要アイテムの価格見直しで、数量の増加に結びついており、単価は下がるものの売り上げを押し上げているという。

最近も19年度秋冬シーズン商品について、生活者の視点で適正な価格を検討、衣服・雑貨40シリーズ、生活雑貨75シリーズ、食品1シリーズ、計1,100品目のくらしに役立つ基本の品々を、8月30日より値下げすると発表。増税に先回りして価格政策の変更を行う。

単発のセールはその場限りになりやすいが、継続的に価格の見直しを続けていけば数量増が単価のダウンをカバーするとともに、食品や雑貨といった全体の売れ行きにも好影響をもたらすことが改めて示された。

継続した値下げ戦略で衣料品が好調