焼き芋がコンビニの商材になる日

ファミリーマート関心寄せる

ドン・キホーテが力を入れてきた「モバイルフード」の焼き芋は今後、コンビニエンスストアのファストフードとして売られるようになるか――。コンビニのファストフードといえば、唐揚や焼き鳥が代表格で現在、大手各社が力を入れている。しかし焼き芋とコンビニの相性はピッタリだ。

ドンキの店頭には、ほぼ焼き芋の販売什器が置かれている。5月にオープンしたシンガポールの店舗「DON DON DONKI」でも〝ジャパンモバイルフードコーナー〟として焼き芋販売什器を設置、シンガポールでも人気化しているというが、実はこのモバイルフードに着目しているのが、ファミリーマートだ。

ファミリーは傘下に入れたユニーを切り離し、ドンキが買収した。成功しなかったが、ファミマはドンキを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株式の公開買い付け(TOB)を実施しており、浅からぬ仲である。そのファミマがドンキの焼き芋に関心を寄せている。ファミマはドンキのノウハウを取り入れた実験店を都内などで複数展開しているが、ファミマ幹部はドンキのノウハウの焼き芋販売が売り上げ上位にあるという。

最近のコンビニの顧客はシニア層が増えている。シニアは焼き芋に馴染みが深い。果たして焼き芋がコンビニの商材になる日は来るのか。

ドンキの小型店「ピカソ」店頭の焼き芋販売什器
冷やして食べられるようにしても販売している